
「イチゴを育てたいけど、どの品種が良いかな?」と不安になっていませんか?
イチゴは品種によって味や収穫量、病気のかかりやすさが違います。
品種登録された登録品種は種苗法で守られていますが、登録されていない一般品種は種苗法の制限を受けません。
一般品種は自由に苗の増殖ができ、海外でも生産できます。
今回は一般品種の中でおすすめ品種を5品種、紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
5位 章姫
2007/01/17 に品種登録の期間が満了しました。
メリットは、草勢が非常に強いこと、収穫量が多いこと、着果数が多いこと、酸味がないこと、甘さを強く感じること。
デメリットは、うどんこ病に非常に弱いこと、果肉が白色なこと、果皮が柔らかく傷みやすいこと。
特にいちご狩りに向いていて、海外輸出などの長距離輸送に向いていません。
4位 とちおとめ
2011/11/22 に品種登録の期間が満了しました。
2011年に一般品種になった、古い品種です。
栃木県の主力品種でしたが、スカイベリーやとちあいかに切り替わりました。
それでも、全国で生産されています。
メリットは、冬季の味が美味しいこと、知名度が高いこと。
デメリットは、花芽分化が遅いこと、芯止まりが起きやすいこと、乱形果が多いこと、冬の草勢が弱いこと、春に食味が低下すること。
促成栽培では、草勢を維持するために冬季の電照が必須です。
高設栽培では、温湯管による培地加温が必須です。
いちご狩りでも、出荷でもどちらにも向く品種です。
3位 さがほのか
2021/03/20 に品種登録の期間が満了しました。
さがほのかは佐賀県の主力品種でしたが、今の主力品種は「いちごさん」に切り替わりました。
メリットは、収穫量が多いこと、果形が綺麗なこと。
デメリットは、果皮の色がピンク色で薄いこと、果肉が白色なこと、芯止まりが起きやすいこと。
赤色が薄いので、ケーキ用には不向きです。
特に冬季は色が薄いので、「完熟ではなく美味しくなさそう」に思われてしまいます。
2位 やよいひめ
2025/01/20 に品種登録の期間が満了しました。
2025年に一般品種になった、一般品種の中では比較的新しい品種です。
メリットは、草勢が強いこと、収穫量が多いこと、春でも味が美味しいこと。
デメリットは、花芽分化が遅いこと、年内収量が少ないこと、乱形果が多いこと。
味が美味しいので、贈答用に向いています。
11月から12月の収穫量が少ないですが、3月以降の収穫量が多いのでいちご狩りに向いています。
1位 紅ほっぺ
2022/07/11 に品種登録の期間が満了しました。
メリットは、草勢が強いこと、収穫量が多いこと、大粒もできること。
デメリットは、うどんこ病に弱いこと、種の沈み込みが深いこと。
品種が中国に流出し、中国で大量に生産されています。
いちご狩りでも、ケーキ用でも、贈答用でもどんなニーズにも対応できます。
うどんこ病に弱いので、うどんこ病の対策は講じましょう。
まとめ
他にも役立つ記事がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。
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