【農業DXいちごセミナー】イチゴ栽培の環境モニタリングと環境制御

今回は農業DXいちごセミナーで、環境モニタリング装置について解説します。

農業DX、スマート農業、イチゴ栽培、環境モニタリング、環境制御に興味がある人は、ぜひ最後までお読みください。

15万円の環境モニタリング装置を500円の温度計と同じ使い方をしていませんか？

ここで1つ問題提供をさせていただきたいんですけれども、

「15万円の環境モニタリング装置を500円の温度計と同じ使い方をしていませんか？」

という点です。

環境モニタリング装置をすでに導入されている農業生産者の方は、これを皆さん考えてみてください。

環境モニタリング装置は15万円くらいすることが多いです。

ここ数年で、環境モニタリング装置を農場に設置する方がすごく増えました。

これはやはり国からのスマート農業の補助金であったりとか農業機器の展示会が行われたりとか、各種メーカーさんの宣伝とか営業活動の賜物だと思っております。

このこと自体はすごくいいことだと思います。

これによって環境モニタリング機器を導入した農園は、

「我々はスマート農業をやっています！」

「データの見える化に成功しました！」

「これぞIoT農業です！」

という風に宣伝されている方とか、自分たちはこういったことができているという風に思っている方が多いと思います。

それ自体はすごくいいことなんですけれども、「十分に活用できている人っていうのは実は少ないんじゃないのかな…」と思っております。

どういうことかと言うとまず、15万円ぐらいの価格の環境モニタリング装置が多いと思うんですけれども、これをまるで500円ぐらいで買える温度計と同じような使い方をしていませんかという話です。

簡単に言ってしまうと、500円の温度計でも

「リアルタイムの温度を見ること」

ができるんですけれども、そのことにだけに環境モニタリング装置を使っている人が多いです。

ギクッ！！とした人が多いと思います。

これってもったいないですよね？

500円の温度計でできることなら、500円の温度計でした方が経営的にプラスじゃないですか？

なぜ、わざわざ15万円もする環境モニタリング装置を買ったんですか？

「15万円の環境モニタリング装置を500円の温度計と同じ使い方をしていませんか？」

皆さん、心の中で回答をお願いします。

環境モニタリング装置には活用方法が色々あります。

例えば、

皆さんは、この5つの使い方のうち、何個の使い方を実践していますか？

このような様々な活用方法がありますが、意外と普通の温度計みたいに「今のリアルタイムの温度を見るだけ」になってしまっている方が多いと思います。

ですので、今回の農業DXいちごセミナーでは、そもそも環境モニタリング装置とは何なのか？を説明してから、「環境モニタリング装置のデータを分析して栽培を改善する」ことを実際のデータを使ってご紹介したいと思います。

以下が連載記事ですので、順番にお読みください。

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さっそく、次の記事を読んでみてください。

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動画でもイチゴの環境制御を解説しています。