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「大規模なイチゴ農園を作りたいけど、失敗しないかな?」と不安になっていませんか?

日本にはイチゴの栽培面積が2haを超える大規模イチゴ農園が数軒ありますが、経営がうまくいっていない事例が多いです。

今回は大規模イチゴ農園が失敗する原因5個を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

5位 利益率が高く人件費を抑えられるいちご狩りに不向き

まずイチゴの販売方法としては、観光農園のいちご狩りが利益率が高くなります。

しかし、大規模イチゴ農園では、いちご狩りに向いていません。

理由は、以下のとおりです。

  • 人口が多い都市近郊に大規模な集約化された農地を取得できないから
  • 土日祝に集客が集中してしまうから
  • 集客で来場客数の変動が大きいから

もちろん、農園のすべてではなく、一部をいちご狩りにすることは可能です。

その場合は、旅行会社と提携し、いちご狩りツアーを提供することが有効です。

4位 採用や教育が難しく人件費や労務管理費が大きい

大規模イチゴ農園でいちご狩りができないと、収穫から選別、パッキングの作業に大量な労働力が必要です。

そのため、その労働力を募集して採用して、教育する必要があります。

作業が遅かったり精度が低いと効率が悪いので、作業を早く正確にマスターする必要があります。

しかし、収穫があるのは12月から5月までの半年間だけです。

残りの6月から11月は収穫作業はなく、育苗や栽培管理、定植準備などの作業はありますが、作業量が減ります。

そのため、労働力は季節雇用となり、雇用される者にとっては収入が不安定になります。

「それなら、一年中働ける別の場所の方がいいな」と思われてしまいます。

100名以上の従業員を雇用するので、労務管理のコストもかかります。

さらに最低時給は徐々に上昇中で、今後も上昇することが見込まれます。

3位 収穫量の変動が大きい

イチゴは収穫量の変動があります。

天気、気温、苗の出来、定植後の肥培管理などいろんな要素で収穫量が変動します。

例えば、10aあたりの収穫量が年に5,000kgだったとします。

2haでは、年に100,000kgです。

大雑把に、収穫期間の半年間(180日間で毎日収穫の場合)で一日に採れる収穫量は、555kgです。

この収穫量は収穫ピークの山と谷により、3倍から1/3くらいになります。

収穫量が少ない日は185kgで、多い日は1,665kgくらいになります。

その収穫量の変動に合わせて、必要な労働力を調整する必要があります。

特にここ5年ほどは温暖化の影響が大きく、異常気象が当たり前になっています。

そのため、イチゴの収穫量の変動も幅が大きくなっています。

2位 付加価値が低く単価が低い

大規模イチゴ農園では、いちご狩りに向かないので、大部分を出荷することになります。

出荷するうち、販売単価と数量を予め契約する契約出荷できる量は少なくなります。

理由は、収穫量が変動するためです。

収穫量のうち、一部は契約出荷し、変動する部分は市場出荷などをする必要があります。

そのため、市場の価格変動の影響を受けたり、安値で販売することになります。

また、大量生産のため、全量を売り切るために単価は低くなります。

1位 組織運営や資金繰りが高難易度

大規模イチゴ農園は、従業員数が100名を超えます。

従業員同士の喧嘩や派閥、人間関係のトラブルが起きます。

管理職を置いたり、評価制度を作ったり、ハラスメント対策も必要です。

運転資金も大きく、資金繰りも重要です。

いかに低い金利で借入ができるかも大切。

農業経営の難易度が、一般的にイメージする個人経営のイチゴ農園とは別物です。

大企業の経営経験が必要になります。

まとめ

他にも役立つ記事がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。

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