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いちごの形がゴツゴツや先端が四角形で困っていませんか?

せっかく大粒のいちごができたと思ったら、形が悪くてがっかりしていませんか?

それはズバリ、乱形果(らんけいか)や鶏冠果(けいかんか)という症状です。

今回は乱形果と鶏冠果で悩んでいる人のために、その原因と対策をご紹介します。

いちごの乱形果と鶏冠果とは?

まずはいちごの乱形果と鶏冠果について説明します。

乱形果(らんけいか)とは

乱形果とは、いちごの形がゴツゴツになる異常果です。

受精不良によるゴツゴツの場合は、乱形果とは呼びません。

鶏冠果(けいかんか)とは

鶏冠果とは、いちごの先端が四角形で、鶏の冠のような形になる異常果です。

特に大粒のあまおうで発生しやすいので、スーパーで見たことがあると思います。

花や実が暴れる

乱形果や鶏冠果ができると、「実が暴れた」と表現する場合があります。

「花が暴れた」という場合もあります。

イチゴの乱形果と鶏冠果ができる原因

次に、乱形果と鶏冠果ができる原因を説明します。

乱形果と鶏冠果の直接的な原因

乱形果と鶏冠果の直接的な原因は、イチゴの花托の形の異常です。

花托とは、雌しべが生えている根元の部分で、花托が将来の果実になります。

果実の元になる花托の形が異常なことで、果実が異常な形になります。

乱形果や鶏冠果の原因は、温度の異常やミツバチの受粉行動不足では、ありません。

花托(実)が大きすぎる

乱形果と鶏冠果の直接的な原因は、花托の形が悪くなることです。

その原因は、いちごの花托が大きすぎることにあります。

要するに、花托が大きすぎると乱形果や鶏冠果が増えます。

乱形果や鶏冠果になった実は、大きな実が多いと思います。

乱形果や鶏冠果は大きな実でしか発生しません。

頂花房や第一次腋花房で発生が多い

乱形果や鶏冠果は頂花房や第一次腋花房で発生が多いです。

そのため、乱形果や鶏冠果が発生が多くなるのは、11月から2月までの期間です。

品種の差がある

乱形果や鶏冠果の発生率には、品種の差もあります。

乱形果や鶏冠果が発生しにくい品種や発生しやすい品種があります。

特に一番果が大きくなる大果系の品種は乱形果や鶏冠果が発生しやすいです。

例えば、あまおう、とちおとめなどで発生が多いです。

いちごの乱形果と鶏冠果を減らす対策

次に乱形果と鶏冠果を減らす対策を説明します。

窒素の施肥量を減らす

花托が大きな原因は、窒素が多いことです。

そのため、花芽分化後の花芽形成期間の窒素を減らすことで、花を小さくできます。

花が小さくなると、乱形果や鶏冠果は減ります。

大きな花は摘花する

大きな花ほど乱形果や鶏冠果になりやすいです。

そのため、大きな花ができたらあらかじめ摘花をすれば、乱形果や鶏冠果は減らせます。

乱形果と鶏冠果は必ずしも悪いものではない

乱形果と鶏冠果は必ずしも悪いではありません。

乱形果や鶏冠果が出るということは、草勢が強く大きな花ができている証拠です。

乱形果や鶏冠果が出るくらい窒素が多い方が、果実が大きくなり、花房あたりの花数が増え、収穫量は大きくなります。

いちごの実の異常まとめ

今回はいちごの乱形果と鶏冠果の原因と対策をご紹介しました。

いちごの病気や害虫についても解説している記事があるので、ぜひ読んでみてください。

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