
「イチゴで新規就農したいけど、どの県の産出額が大きいのかな?」と疑問に思っていませんか?
イチゴは47都道府県すべてで商業栽培されていますが、都道府県ごとに産出額は大きな差があります。
いちごの産出額が大きな県、要するに既にいちごの名産地もあります。
今回は都道府県別のいちごの産出額ベスト10県を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
データは、令和5年の農林水産省の統計データ(主要農産物の産出額)を使用しています。
10位 宮城県67億円
「もういっこ」や「にこにこベリー」が生産されています。
宮城県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の晴天日が多い
- 秋と春が涼しく、出荷時期が長い
- 北日本にイチゴの生産量が多い県がなく、有利
- 多くのいちご農園が東日本大震災で津波被害を受けたが、復興支援で設備投資代が全額補助金で賄われた
9位 千葉県75億円
「チーバベリー」などが生産されています。
千葉県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の晴天日が多い
- 人口が多い首都圏が近い
- 平坦な農地が広い
8位 佐賀県91億円
「いちごさん」が有名です。
佐賀県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い
- 平坦な農地が広い
7位 茨城県104億円
「いばらキッス」やとちおとめが生産されています。
茨城県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の晴天日が多い
- 人口が多い首都圏が近い
- 平坦な農地が広い
6位 愛知県112億円
「ゆめのか」や紅ほっぺ、章姫、「愛きらり(愛経4号)」が生産されています。
愛知県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い
- 人口が多い名古屋がある
- 大阪と東京にも出荷できる
- 施設園芸(ハウス栽培)が昔から盛ん
5位 静岡県126億円
「きらぴ香」が有名です。
静岡県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い
- 人口が多い首都圏が近い
- 施設園芸(ハウス栽培)が昔から盛ん
4位 長崎県127億円
「ゆめのか」が主力品種です。
長崎県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い
- 平坦な農地が広い
3位 熊本県160億円
熊本県のオリジナル品種に「ゆうべに」や「ひのしずく」があります。
熊本県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い
- 平坦な農地が広い
2位 福岡県244億円
「あまおう」が有名ですが、あまおうに使っている品種「福岡S6号」の品種登録の期限が終了しました。
ついに、2025年5月1日に福岡県から「福岡S10号」の品種登録の出願がありました。
おそらく、「福岡S6号」の後継品種だと思われます。
最初にイチゴの海外輸出に力をいれた県です。
福岡県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の最低気温が高い
- 冬の晴天日が多い(熊本県に近いイチゴ産地は)
- 平坦な農地が広い
1位 栃木県277億円
「とちあいか」が有名で、とちあいかが主力品種に変わりました。
イチゴを安く大量に出荷する戦略を取っています。
栃木県のイチゴの産出額が大きい理由です。
- 冬の晴天日がとても多い
- 人口が多い首都圏が近い
- 平坦な農地が広い
- 地下水が豊富
まとめ
まとめると、イチゴの産出額が大きいのは以下の地域です。
- 冬の晴天日が多い太平洋側
- 冬の最低気温が高い地域
- 農業が盛んな地域
- 大都市の近く
産出額ベスト10県のグラフはこちらです。

ベスト10県の地図はこちらです。

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