いちご農園経営者必読！商品別売上を把握する方法とその重要性

いちご農園を経営する皆さん、こんにちは。

あなたは、あなたのいちご農園の商品別売上を把握していますか？

売上トップ3の商品とその売上金額を答えてみてください。

もし、答えられないのであれば、ぜひこの記事を最後までお読みください。

いちご農園の経営において、商品別の売上を把握することは非常に重要です。

この記事では、あなたのいちご農園の商品別売上を把握する方法とその重要性について詳しく解説します。

商品別売上とは？

まず、商品別売上を理解しましょう。

いちご農園の商品といえば、当たり前ですが「いちご」です。

ですが、「いちご」というたった一つの商品を販売している訳では無いはずです。

いちご農園には、いろんな種類の商品があります。

それなのに、売上データは、全部まとめて1個の売上にしていませんか？

年間売上のデータだけを見て、経営判断を下していませんか？

いちご農園の商品の種類

いちご農園の商品の例をご紹介します。

あなたのいちご農園では、何種類の商品がありますか？

いちごのサイズの種類

例えば、いちごの粒のサイズ別に販売していませんか？

1. 2Sサイズ
2. Sサイズ
3. Mサイズ
4. Lサイズ
5. 2Lサイズ
6. 3Lサイズ

いちごの品種

いちごの品種ごとにパッケージや価格を変えていませんか？

1. とちおとめの価格
2. あまおうのパッケージ
3. 白いちごの価格
4. 紅白いちごのパッケージ

いちごのパッケージの種類

例えば、こんな商品がありませんか？

1. スーパー用の通常パック（2段積み）
2. 直売所用の平パック（1段並べ）
3. 食べ切りサイズのミニパック（130g）
4. お徳用大パック（500g）
5. ゆりかーごの輸送用パック
6. 贈答用の化粧箱

時期ごとの販売価格

時期ごとに販売価格が違っていませんか？

1. 12月は1パック1,000円
2. 1月は1パック900円
3. 2月は1パック800円
4. 3月は1パック700円
5. 4月は1パック600円
6. 5月は1パック500円

観光農園でいちご狩り

観光農園でいちご狩りやお土産パックを販売していませんか？

1. いちご狩り子供料金
2. いちご狩りお年寄り料金
3. いちご狩り成人料金
4. 直売所でお土産パック
5. 直売所で地方発送の注文を受注

ジャムなどの加工品販売

ジャムなどの加工品を販売していませんか？

1. 冷凍いちご
2. ジャム
3. いちごバター
4. いちごフリーズドライ
5. いちごワイン
6. いちごビール

商品別売上を把握する意義とは？

なぜ商品別の売上を把握する必要があるのかを理解しましょう。

商品別の売上を把握することにより、以下のようなメリットがあります。

• 市場ニーズの把握
• 生産計画の最適化
• 投資判断の支援

詳しく見ていきましょう。

市場ニーズの把握

どの商品が顧客に受け入れられているのか、どの商品が売れ筋なのかを把握することができます。

どんなビジネスも「市場のニーズがありき」です。

自分が作りたいものよりも、顧客が求めている商品が何かを把握しましょう。

生産計画の最適化

需要の高い商品に集中して生産計画を立てることで、無駄な生産を避け、コスト効率を向上させることができます。

売れない商品をたくさん作る必要はありますか？

売れる品種、売れるサイズ、売れる時期を見極めて、そのいちごの出荷量を増やすことに集中しましょう。

マーケティング戦略の策定

売れている商品にフォーカスしたマーケティング戦略を展開することで、売上を伸ばすことができます。

売れている商品がわかれば、それをもっと目立たせて売るのはどうでしょうか？

その商品を別の店舗や別の方法で販売するのはどうでしょうか？

売れていない商品の売り方を変えれば、売上が上がるかもしれません。

このような計画を立てるためには、商品別の売上データが必要です。

いちご農園の商品別売上を把握する方法

いちご農園の商品別の売上を把握するためには、以下の手順を踏みます。

1. 売上データの集計
2. 商品別売上の分析
3. 商品の分類と評価
4. 戦略と仮説の設定
5. 売上予測の作成

売上データの集計

まずは、過去の売上データを商品ごとに集計します。

出荷伝票や売上台帳などから取得したデータを利用します。

Excelを使うのがおすすめです。

商品別売上の分析

集計した売上データを分析し、各商品の売上高、販売数量、価格帯などを把握します。

特に季節や販売経路ごとの売上の違いも把握することが有益です。

できればグラフ化しましょう！

商品の分類と評価

商品を特徴や需要に応じて分類し、それぞれの利益貢献度や収益性を評価します。

例えば、利益率が高い商品や需要の安定している商品などを見極めます。

売上だけではなく、経費や手間も考えて、利益に注目しましょう。

戦略と仮説の設定

次の栽培に向けて、戦略を決めましょう。

より注力する商品、栽培株数を増やす品種、収穫量を増やす時期を決めましょう。

また、販売をやめる商品、店舗、販売ルートも決めましょう。

「◯◯をやめることでその時間を△△の時間に使えば、売上が☓☓%増えるはず」という仮説を立てましょう。

売上予測の作成

過去のデータを基にして、新しい事業戦略による将来の売上を予測します。

これにより、より収益性が高い生産計画を立てることができます。

さらに、この売上予測を週次や月次でモニタリングし、目標達成度を確認するのがおすすめです。

PDCAサイクルをより早い頻度で高速回転させることで、経営改善の速度を上げられます。

いちご農園の商品別売上まとめ

いちご農園の経営において、商品別の売上を把握することは極めて重要です。

しかし、ほとんどのいちご農家では商品別の売上を把握していません。

この記事で紹介した方法を参考にして、あなたのいちご農園の商品別売上を詳細に把握し、経営の効率化と成長につなげてください。