
イチゴで新規就農したいけど、新規就農にかかる費用はいくらかな?と不安になっていませんか?
今回はイチゴで新規就農する費用を5個紹介します。
もちろん、規模や地域、設備の詳細で金額は変わりますが、大きな金額感を把握するのに役立つはずです。
今回は個人が新規就農する場合で考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
1.高設栽培のフルスペック設備だと6,000万円
高設栽培のフルスペック設備の場合は、およそ6,000万円程度はかかると思います。
設備は以下のような内容です。
- 耐候性ビニールハウス
- 高設ベンチ一式
- 養液システム一式
- 育苗システム一式
- 加温機
- 二酸化炭素発生装置
- 環境制御システム一式
- 農薬散布機
- 作業小屋
- 大型冷蔵庫
- 大型冷凍庫
10年ほど前と比較すると、設備の金額は1.5〜2.0倍に値上がりしています。
もちろん、規模が大きかったりハイスペックな設備を導入すれば1億円を超えます。
企業が農業参入する場合に多い大規模農園の場合は、初期投資額は数億円から10億円を超える金額になります。
金額が大きいので、補助金を活用して、30〜70%程度を補助金で賄います。
2.設備を中古で購入したり自作すれば2,000万円
設備は新品を買わずに、中古を購入する方法や部品を購入して自作する方法もあります。
例えば、ヤフオク!やメルカリなどのネットオークションで中古の設備が販売されています。
それらをそのまま使用したり、修理して使用したり、解体して一部の部品だけを使う方法があります。
ビニールハウスや高設ベンチ、養液システムなどは、施工する技術があれば、施工を自分で行うこともできます。
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3.既存設備をそのまま借りて補修すれば1,000万円
すでにイチゴ農園として運営している農園の設備を借りれば、費用を大幅に下げられます。
ただし、耐用年数を過ぎている場合や故障している場合も多く、補修費用がかかります。
また、設備の賃料も必要です。
設備が古く作業性が悪い、性能が低い、途中で故障するなどのリスクもあります。
4.小規模で試験的に始めれば500万円
ここまではイチゴ農園の一般的な規模で始める場合でしたが、小規模で試験的に始めることもできます。
例えば、ビニールハウスを1棟だけ建てて始めることもできます。
小規模であれば、会社員を続けながら、早朝や週末だけの農作業でできます。
大型の機械も必要なので、家庭菜園の延長程度の必要最低限の機械類で栽培しましょう。
これで栽培が成功したり、販売先の見込みができたら、規模を拡大する方法もおすすめです。
ただし、会社員を続けながらは大変ですし、農地が入手できなかったり、規模拡大したときに試験的な設備が無駄になるデメリットもあります。
5.土耕栽培で既存設備をそのまま使えれば300万円
ここまでは高設栽培の場合でしたが、土耕栽培といって地面の土で育てる方法ですと、高設栽培よりも費用を低く抑えられます。
特に、土耕栽培のイチゴ農園の設備を借りられれば、初期投資が小さく済みます。
ビニールハウスや畝上げ機などの機械類の補修が必要だと金額が高くなりますが、そうでなければそのまま栽培ができる可能性もあります。
まとめ
他にも役立つ記事がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。
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