いちご農家の1日のスケジュールを紹介します。
- いちご農家は冬は何をしているの?
- いちご農家は夏は何をしているの?
- 午前は何をしているの?
- 午後は何をしているの?
このような疑問がある人はぜひ最後までお読みください。
いちごの収穫がある冬春(12月から5月)の1日のスケジュール
まずはいちごの実の収穫がある冬から春にかけての1日のスケジュールを紹介します。
今回紹介するのは、いちごの促成栽培の作型です。
いちご農家といっても100軒あれば100通りのやり方があるので、あくまでも一例です。
早朝にいちごの実を収穫
早朝の時間帯はいちごの実を収穫することが多いです。
早朝に収穫する理由はいくつかあります。
- 果実の温度が低い方が実が傷みにくいから
- 早く収穫しないといちごを出荷する時間までに間に合わないから
収穫量が多い3月から4月は、いちごの収穫が早朝から昼まで続きます。
いちごの実を収穫したら、すぐに冷蔵庫に入れて予冷をします。
午前中に選別とパック詰め、出荷
午前中は早朝に収穫したいちごを選別してパック詰めして、出荷をします。
収穫量が多い3月から4月は、選別やパック詰めを始められるのが昼過ぎになります。
出荷先によって出荷の時刻が決まっているので、その時刻までにパッキングを終える必要があります。
パッキングセンターがある場合
いちご農家が多い地域ではJAがパッキングセンターを用意して、いちご農家は選別やパック詰めをパッキングセンターに外注します。
そのためパッキングセンターがあれば、選別やパック詰めはしなくても良いです。
午後に栽培管理と農薬散布
出荷が終わったら、いちごの株の栽培管理をします。
栽培管理は古い葉を取ったり、脇芽やランナーを取ったり、摘花をすることです。
農薬散布は気温が高い時期は早朝や夕方に行い、気温が低い時期は朝や昼に行います。
いちごの収穫がない夏秋(6月から11月)の1日のスケジュール
次にいちごの収穫がない夏秋期の1日のスケジュールを紹介します。
いちごの促成栽培では、6月から11月頃まで収穫がありません。
この時期は苗作りが主な仕事です。
あとは、栽培し終わった株の片付けや土壌消毒、次の定植準備もします。
朝に苗へ水やり
いちごは育苗をして苗を植えます。
そのため、4月頃から親株を育てて6月頃から8月頃まで子苗を育てます。
朝はその親株や苗に水やりをします。
午前と午後に栽培管理や本圃ハウスの片付け、定植準備など
午前と午後の作業は本圃ハウスでいちごを栽培しているかどうかで作業が変わります。
本圃でいちごを栽培している時期(9月から11月)
9月から11月はいちごが本圃ハウスに植えてあります。
そのため、その株の栽培管理を行います。
本圃でいちごを栽培していない時期(6月から8月)
6月から8月はいちごが本圃ハウスに植えてありません。
そのため、本圃ハウスの株の片付けや土壌消毒、定植の準備を行います。
夕方に苗へ水やりと農薬散布
夕方には苗へ水やりをしたり、農薬散布を行います。
苗に対しては炭疽病などの病気が発生しやすいので、予防的に農薬散布を行います。
農薬散布は早朝に行う場合もあります。
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いちご農園の1日の作業時間割まとめ
今回はいちご農園の1日の作業時間割を紹介しました。
いちご農園では時期ごとに1日の作業内容が変わります。
いちご農園のスケジュールを考えるときに参考にしてみてください。
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