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株式会社イチゴテックの宮崎です。

いちごに寄生するアザミウマという虫を知っていますか?

農家の中にはアザミウマで悩んでいる人が多いと思います。

  • 農薬を散布してもアザミウマが死なない...
  • どの農薬がおすすめ?
  • 有機農法の場合、どうしたらいい?

このような質問をよく受けます。

そこで今回は、苺のアザミウマの説明とその対策をまとめてみました。

いちごのアザミウマとは?名前の由来は?

まずはいちごのアザミウマの基礎知識について、説明しますね。

アザミウマの名前の由来

アザミウマの名前の由来は、その名の通り、アザミが関係しています。

昔、関西地方の子供たちの間ではアザミ(薊)の花を手の平に叩いて、虫を出す遊びが流行ったそうです。

そのときに、「馬出よ〜、牛出よ〜」という掛け声をしたそう。

なぜかというと、アザミウマは細長くてなんとなく馬っぽい顔だから笑

そこから、『アザミウマ』と呼ばれるようになったようです。

「アザミから出てくる馬」なのでアザミウマなんですね。

英語ではスリップスThrips

英語ではThripsというので、『スリップス』と呼ぶ人もいます。

私は「アザミウマ」と「スリップス」を半々くらいの頻度で使っています笑

↓ちなみにこれが由来になったアザミの花

 

アザミウマの原因、ハウスへの侵入方法

まずは、アザミウマの原因を説明します。

アザミウマはアザミウマ目の虫

アザミウマは、アザミウマ目(Thysanoptera)の虫。

実は5,000種ほどが知られているそう!

そんなにたくさん種類がいるんですね。

ですが、いちごで問題になっている種類は限られます。

  • ミカンキイロアザミウマ
  • ヒラズハナアザミウマ

特にいちごで問題になるのは、この二種類。

ハウス内で越冬し春に増殖する

日本の施設園芸では、アザミウマはハウス内で越冬し春に増殖するといわれています。

内張りで保温したり、暖房機で加温している場合には、冬でも繁殖します。

なので、一年中発生します(冬は少ないですが)。

露地でも越冬できる

ミカンキイロアザミウマは、本州中部などでは露地でも越冬できるといわれています。

0°C以下の低温による半数致死日数は、成虫、2齢幼虫とも-5°Cで約3日、-2.5 °Cで約10日、0°Cで14日以上である。

低温馴化によりやや延長し、また、ミナミキイロアザミ ウマに比べ著しく長い (表1) 。

本州中部等では、露地での越冬が可能である。

引用元:ミカンキイロアザミウマの絶食、低温及び高温に対する耐性

ハウス外からの飛び込みで侵入

アザミウマはハウスの外側から飛び込んで侵入します。

飛翔能力が弱いので風で飛ばされて入ることが多いですが、自分でも数メートルは飛びます。

体が小さく細長いので、防虫ネットでも防ぎきれません。

赤色の防虫ネットを使うことで、白色よりは侵入を防げると言われています。

アザミウマはハウス内で繁殖

アザミウマはハウスの中に侵入すると、ハウス内で交尾をして繁殖します。

卵を生んで、脱皮を繰り返し、幼虫から成虫になります。

そのため、最初は数匹であっても、すぐに数百匹や数千匹に増えます。

具体的には、一ヶ月間でおよそ300倍になるといわれています。

アザミウマは野菜や花、果物に被害

それから アザミウマは、いちご以外の野菜や花にも寄生します。

例えば、野菜ではトマトやピーマン、キュウリでもアザミウマが問題になります。

 果物では、みかん、もも、かき、かんきつ、びわ、いちじくなどに被害があります。

アザミウマの問題点、デメリット

アザミウマに感染した場合の問題点を説明しますね。

花に寄生して雌しべを汚す

アザミウマは花に寄生して、雌しべを汚します。

しかも、その花の中で成長して、繁殖して数を増やします。

「 花に寄生しても問題ないのでは?」と思うかもしれませんが......

果実の商品価値がなくなる

いちごの花にアザミウマが寄生すると、雌しべが傷つけられ、最終的に果実が汚れます。

例えば、このような症状が現れます。

  • 果実の表面が黄色くなる
  • 茶色くなる
  • 果皮が汚れる
  • ガサガサする
  • バリバリに皮が割れる
  • 果実の表面が硬くなる

その結果、商品価値がなくなり出荷できなくなります。

もし、アザミウマの果実を見逃して販売してしまうと、お客様や取引先からクレームを受けてしまいます。

たまに、わずかにだけアザミウマが発生して、見逃されることがあります。

アザミウマの被害を受けた実を出荷しないように、気をつけましょう。

アザミウマの被害を受けたいちごは食べられるのか?

よく聞かれる質問は「アザミウマの被害を受けたイチゴを食べても大丈夫なの?」という質問です。

アザミウマの被害果実は食べてもOK

アザミウマの被害を受けた果実は、食べてもOKです!

特に成分に違いはないですし、毒はないです。

ただし、見た目が汚いのと、果皮がバリバリして食感が少し違います。

ですが、中には「アザミウマの被害を受けた果実の方が、パリパリした硬めの食感になって美味しい」という農家もたまにいます笑

アザミウマは人間には寄生しません

アザミウマは植物の害虫なので、人間には寄生しません。

もしアザミウマが発生したビニールハウスに入っても、健康には害はないです。

アザミウマの被害の見分け方

次に、アザミウマの被害の見分け方を解説しましょう。

いちごの実が茶色く汚れていたらアザミウマ

アザミウマの見分け方は簡単です。

いちごの実を見て、茶色く汚れていたらアザミウマの可能性が高いです。

花の雌しべを調べて、小さくて細長い虫がいたら、間違いなくアザミウマです。

ホコリダニの症状と似ているので要注意

ただし、実が茶色く汚れているのに花に虫がいない場合には、ホコリダニの可能性もあります。

ホコリダニの場合には、新芽や新葉がクシャクシャに縮れていたり、枯れたり、カスレが出ています。

アザミウマとホコリダニの果実の被害は似ているので、注意してください。

頭数が多いと果皮がバキバキに割れる

アザミウマの頭数が多いと、果皮がバキバキに割れます。

果実の見た目もすごく汚くなります。

そうなる前に、アザミウマを見つけましょう。 

殺虫剤を散布しても果実は治らない

アザミウマの花や実への被害は、殺虫剤を散布しても消えません。

なので、「農薬を撒いたのにアザミウマの被害果実が消えなくておかしい!」と悩まないでください。

殺虫剤でアザミウマをすべて駆除できたとしても、被害を受けた花が実になり収穫するまではおよそ一ヶ月間の時間がかかります。

なので、一ヶ月間は被害果実を収穫しつづけることになります。

そうならないように、早期発見、早期駆除を心がけましょう!

アザミウマの見つけ方

次に、アザミウマの虫自体の見つけ方を紹介します。

体長は1.0~1.5mmくらい

アザミウマの体長は、1.0~1.5mmくらいの大きさです。

もう少し小さい場合もありますし、大きい場合もあります。

肉眼では細長い点くらいに見えます。

高齢の方や目が悪い方ですと、肉眼では見つけられません。

雌しべの中に隠れている

アザミウマは、花の雌しべの中に隠れているので、なかなか見つけられません。

そのため、いちご栽培の初心者の方はアザミウマの発生を見逃すことが多いです。

花の雌しべの中をじっくりと観察してみましょう。

花びらを親指で擦る

アザミウマを見つけたいときには、花びらを親指で擦ってみてください。

その振動に驚いたアザミウマが、雌しべの中からモゾモゾと動き出します。

雌しべに息を吐きかける

雌しべに息を吹きかけるのも有効です。

フーっと息を吹きかけると、モゾモゾと動き出します。

この検査を複数の花でしてみてください。

アザミウマが発生しやすい時期と気温

次に、アザミウマが発生しやすい時期を説明します。

発生しやすい気温は20度以上、春と夏

アザミウマが発生しやすい時期は、主に気温が20度以上の時期です。

季節でいうと、屋外では春や夏に発生しやすくなります。

秋も気温は十分ですが、いちごの花が咲いていないので、問題になりにくいです。

家庭菜園の人は、これを参考にしてみて下さい。

しかし、これはあくまでも露地栽培の話。

商業的な農家の人は、条件が違います。

促成栽培では冬も発生しうる

ただし、促成栽培といわれる秋から暖房機で加温して栽培する場合には、真冬でも発生します。

なぜかいうと、ビニールハウスを二重や三重にして温かい空気を閉め切っているからです。

しかし、冬にアザミウマが問題になることは少ないです。

もしアザミウマが発生しても、一度か二度だけ殺虫剤を散布すれば完全に駆除できます。

促成栽培では春の被害が最も多い

アザミウマは、春の被害が最も多いです。

なぜかというと、露地でアザミウマが繁殖して大繁殖し、ビニールハウスも換気のためにハウスを開放しているからです。

アザミウマにとってみたら、最高な環境なのです。

  • 元気に繁殖できる最適な温度
  • 美味しそうないちごの花がたくさん並んでいる
  • ハウスが開放されていて入り放題

夏秋栽培では春から秋まで問題

いちごの夏秋栽培ではどうかというと、春から秋まで継続的に問題になります。

仮に殺虫剤でハウス内のアザミウマをすべて駆除しても、翌日にはハウスの外から新しいアザミウマが侵入してくるから。

いくら駆除しても、どんどん新しい個体が現れます......

そのため、いちごの夏秋栽培では、アザミウマが大きな問題になります。

アザミウマが発生しやすい条件

次に、アザミウマが発生しやすい条件を説明しますね。

気温が高いほど発生しやすい

アザミウマは気温が高い状態で発生しやすいです。

例えば、20〜30℃くらいです。

40℃を超えるような高温では死ぬことがありますが、その温度ではいちごも枯れます。

開放していると発生しやすい

また、ビニールハウスの天窓や側窓を開放している場合には、外から侵入しやすくなります。

そのため、開放部には防虫ネットを貼ったり、ハウスの周りに防草シートを敷くことが大切です。

とはいっても、アザミウマは防虫ネットをすり抜けます。

いちご以外の寄生植物

アザミウマはいろんな植物に寄生します。

例えば、花や野菜、果物です。

なので、いちご農園だけでなくいろんな農園がアザミウマで困っています。

例えば、野菜ではナスやトマト、キュウリでも問題になっています。

いちごのアザミウマの対策

アザミウマの解説が終わったので、次は対策について説明しましょう。

アザミウマの対策にはいろんな方法があります。 

化学農薬(殺虫剤)の散布

最も一般的なのは、化学農薬の散布です。

化学農薬はホームセンターや農協、ネット通販で売っています。

いちごに使えて、アザミウマに効果がある農薬を選んでください。

化学農薬は効き目が強く即効性がある

化学農薬のメリットは効き目が強く、即効性があることです。

そのため、商業的にいちごを栽培しているほとんどのイチゴ農園が化学農薬を使用しています。

例えば、ミカンキイロアザミウマにはモスピラン顆粒水溶剤などが使われています。

化学農薬を使用したいちごは安全なのか

「化学農薬を使用したいちごを食べても平気なの??」

と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。

なぜかいうと、日本の化学農薬は登録制になっていて、安全性を確認するテストに合格したものしか使われていないからです。

そして、化学農薬には希釈倍率や散布から収穫までの日数、使用回数などのルールが細かく決まっていて、安全性が守られています。

ただし、これは生産者が農薬のルールを守った場合の話。

もし農薬の使用ルールを守らない場合には、危険です。

農薬のルールは毎年微妙に変わるので、必ず使用する前に農薬のボトルやウェブサイトで、使用方法を確認してから使用してください。

化学農薬以外の対策が増えてきた

しかし、化学農薬を使用した慣行栽培は有機栽培や減農薬栽培、無農薬栽培と比べてイメージが悪いのも事実です。

また、もし万が一化学農薬を誤った使い方をすると、農薬が残留する危険性もあります。

さらに化学物質アレルギーの方は、基準値以下の残留農薬でもアレルギー症状を引き起こすかもしれません。

そのため、化学農薬以外の対策が少しずつ増えてきました。

くん煙剤でアザミウマ駆除

正確には農薬の一種ですが、くん煙剤も使われています。

くん煙剤とは、加熱によって有効成分を煙状の微細な粒子として空中に拡散し、作物の表面に付着させ、あるいは病害虫に直接接触・吸入させて効力を発揮させる薬剤を言います。

引用元:日曹のくん煙剤

 簡単に説明すると、ビニールハウスを締め切って、ハウスの内部を農薬の煙で覆い尽くします。

例えば、モスピランジェットが使われています。

本剤は、アブラムシ類・アザミウマ類・コナジラミ類等の難防除害虫に優れた効果があります。

引用元:モスピランジェット

昆虫病原性糸状菌(ボーベリア バシアーナ)

昆虫病原性糸状菌(ボーベリア バシアーナ)を使った殺虫剤もあります。

ボタニガードES

ボタニガードESという商品です。

有機JASに登録されているので、有機栽培で使える農薬です。

ボーベリア・バシアーナという糸状菌が、以下の手順でアザミウマなどの害虫を駆除します。

  1. 糸状菌の分生子が虫の表面に付着
  2. 分生子が虫の体内に侵入
  3. 虫の体液を養分として増殖
  4. 虫が死亡(死亡まで10日ほど必要)

 

土壌放線菌(サッカロポリスポラ スピノサ)

土壌放線菌(サッカロポリスポラ スピノサ)を使った農薬もあります。

スピノエース顆粒水和剤

スピノエース顆粒水和剤という商品です。

有機JASの認証があるので、有機農産物の栽培に使えます。

さらに、アザミウマ類に広く効果があるのが特徴です。

  1. ミカンキイロアザミウマ
  2. ヒラズハナアザミウマ
  3. チャノキイロアザミウマ
  4. ミナミキイロアザミウマ
  5. ネギアザミウマ

天敵製剤リモニカスカブリダニ剤の利用

アザミウマに効果がある天敵製剤として、リモニカスカブリダニ剤があります。

天敵製剤とは、害虫を食べてくれる益虫(良い虫)のこと。

虫に虫を食べさせるなんて、すごい技術ですよね。

天敵製剤のメリットはこちらです。

  1. 有機栽培に使える
  2. 放飼が楽
  3. 数少ない農薬以外の駆除方法

ただし、注意点もあります。

  • アザミウマ類の2齢幼虫までしか食べない(成虫は食べない)
  • 天敵が食べる速度よりも害虫が繁殖する速度の方が早いことがある(害が増える)
  • 寒さには強いが、暑さには弱い
  • 天敵製剤を放飼すると天敵製剤に影響がある農薬が使えなくなる
  • 農薬よりも値段が高い
  • 天敵は小さすぎて効果がわかりにくい
  • 害虫の頭数が多いと被害を抑えられない

アザミウマ駆除のおすすめの農薬

以下の記事でアザミウマ駆除のおすすめの農薬を紹介しています。

アザミウマで悩んでいる人はぜひ読んでみてください。

>>いちご栽培のアザミウマ駆除に効くおすすめの登録農薬【天敵製剤】

赤色LED光の照射

LEDの色を変えることで、病害虫の防除や植物の生育をコントロールする研究が行われてきました。

アザミウマに対しては、赤色のLEDが有効だといわれています。

大阪府と静岡県はそれぞれナスとメロンで、赤色 LED を照射した株では照射しない株に比べミナミキイロの生息密度が低く抑えられることを明らかにしました。

この現象のメカニズムは農研機構野菜花き研究部門の室内実験により明らかにされ、日中に赤色光を照射するとミナミキイロが植物体の緑色を識別することが困難となり(図1)、

植物体への誘引や定着が妨げられ、雌成虫の産卵機会が減少し、次世代幼虫数が減少することに起因しています。

引用元:赤色 LED によるアザミウマ防除

アザミウマ対策の赤色LEDモスバリア

アザミウマ対策の赤色LEDモスバリアについては、YouTubeでも解説しています。

 赤色防虫ネットの設置

ビニールハウスの開閉部分に、防虫を設置することも効果があります。

これは駆除ではなく、侵入防止効果です。

ただし、侵入をゼロにできるわけではなく、量を減らせるだけです。

もともとは白いの防虫ネットが主流でしたが、最近では赤色が増えてきました。

理由は、赤色の方がアザミウマの防虫効果が高いからです。

網目の大きさは小さいほど防虫効果が高いですが、風通しが悪くなり、室温が高くなりやすくなります。

栽培管理による予防

最後に栽培管理による予防です。

総合的防除IPM

最近では化学農薬に頼らない防除方法として、総合的防除(IPM)が注目されています。

IPMとは化学農薬だけでなく、栽培方法や光源の利用、天敵益虫の理由などのさまざまな対策を組み合わせて防除することです。

耕種的防除

その一環として、耕種的防除があります。

耕種的防除とは品種の選定や畑の選択、栽培管理のやり方などによって、病害虫を防ぐ方法です。

ですので、抵抗性品種の導入も耕種的防除の一種です(アザミウマは抵抗性品種がないですが)。

毎日観察して早期発見

病害虫対策で大切なことは、早期発見と早期対策です。

毎日植物を観察してアザミウマを早く見つけましょう。

アザミウマは花の雌しべの中に隠れていることが多いので、雌しべの中まで確認してください。

目が悪い人には持ち運びに便利な小型の顕微鏡がおすすめです。

青色と黄色の粘着シートがおすすめ

アザミウマは青色と黄色に誘引されやすいので、青色と黄色の粘着シートがおすすめです。

ただし、青色と黄色の粘着シートを設置しても、頭数を減らすことはできません。

粘着シートの目的は駆除ではないのです。

「なぜ??粘着シートにくっつけば、駆除できるでしょ?」

と考える方もいるようです。

しかし、考えてみてください。

  • 一週間で、粘着シートに何頭のアザミウマがくっつきますか?
  • その間に、何頭のアザミウマが新しく侵入しますか?
  • その間に、何頭のアザミウマが交尾して卵を生みますか?

理解できましたよね。

粘着シートで駆除できる頭数の数倍から数百倍の速さで、アザミウマは増えます。

粘着シートは早期発見が目的

「じゃあ、粘着シートなんて無駄じゃん!」

と思うかもしれません。

ですが、粘着シートにも目的があります。

それは、早期発見すること。

先述のとおり、アザミウマは雌しべの中に隠れているので、見つけにくいです。

しかし、粘着シートがあれば、ハウスに侵入したアザミウマをすぐに見つけられます。

早く見つけられれば、それだけアザミウマの繁殖を抑えることができます。

そうすると、結果的に農薬の使用回数を減らすことや、被害を減らすことにつながるのです。

家庭菜園や有機栽培に使える農薬

家庭菜園でイチゴを育てている場合には、できるだけ化学農薬の使用は控えたいですよね?

そんな場合には、有機栽培にも使える農薬を使ってみてはいかがでしょうか。

例えばアザミウマの対策としては、スピノエース顆粒水和剤やボタニガードESがあります。

これらの農薬は有機栽培をしているイチゴ農園でも使えます。

 

イチゴのアザミウマ対策まとめ

今回はイチゴのアザミウマの対策をまとめました。

一般的には商業的なイチゴ農園では、化学農薬が散布されています。

しかし最近では、有機栽培に使える農薬や、赤色LEDや赤色防虫ネットも使われています。

家庭菜園でイチゴを育てている場合や有機栽培をしたい農園は、有機栽培に使える農薬を使ってみてください。

以下の記事でアザミウマ駆除のおすすめの農薬を紹介しています。

アザミウマで悩んでいる人はぜひ読んでみてください。

>>いちご栽培のアザミウマ駆除に効くおすすめの登録農薬【天敵製剤】

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