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いちご栽培の炭疽病対策におすすめの農薬を紹介します。

以下のカテゴリごとに炭疽病におすすめの農薬や農薬の特徴を紹介します。

  1. 有機栽培でも使用可能
  2. 育苗期間中におすすめ
  3. 定植時に浸漬ができる
  4. 農薬を使わない炭疽病予防

いちごを栽培していて炭疽病に悩まされている人は、ぜひ最後までお読みください。

いちごの炭疽病の症状

まず最初はいちごの炭疽病の症状を紹介します。

葉に黒い斑点が現れる

いちごの炭疽病は、葉に黒い斑点が現れます。

斑点は、墨汁を垂らしたような丸いシミです。

苗の状態でも黒い斑点が現れますし、成長した株でも現れます。

葉の葉柄やランナーにくぼみが現れる

葉の葉柄に黒いくぼみが現れます。

くぼみは楕円形で、色は黒色やサーモンピンク色、赤紫色です。

ランナーにもくぼみが現れます。

くぼみはそこから腐ります。

株が急に萎れて枯れる

炭疽病の中には急に萎れて枯れるタイプもあります。

クラウンの維管束が侵されることで吸水ができなくなり、急激に萎れます。

いちご栽培の炭疽病に登録適用がある農薬

いちご栽培の炭疽病に適用がある農薬を紹介します。

有機栽培でも使える殺菌剤

まずは有機栽培でも使える殺菌剤を紹介します。

使用回数が無制限で、耐性菌ができにくいので、繰り返し使えます。

有機栽培でも使用できる殺菌剤のFRACと有効成分

農薬名FRAC有効成分
タフパールBM2タラロマイセス フラバス SAY-Y-94-01株の胞子
コサイド3000M1水酸化第二銅
ICボルドー銅水和剤M1塩基性硫酸銅

有機栽培でも使用できる殺菌剤の特徴

タフパールはうどんこ病や炭疽病の予防に効果がありますが、2023年4月に製造終了になりました。

コサイド3000は、角斑細菌病にも効果があります。

ICボルドー銅水和剤は、120年以上の歴史がある農薬です。

ICボルドー銅水和剤の種類

ICボルドー銅水和剤には、有効成分の含有量によって3つの種類があります。

ICボルドーの種類塩基性硫酸銅:Cuとしての含有量
66D3.7%
48Q2.5%
4122.0%

有機栽培でも使えるおすすめの殺菌剤

こちらの農薬がおすすめです。

いちご育苗期間中におすすめの炭疽病対策の農薬

いちご育苗期間中におすすめの炭疽病対策の農薬を紹介します。

いちごの炭疽病は、本圃ハウスよりも育苗期間中に発生することが多いです。

そのため、炭疽病対策の農薬散布は育苗期間中に集中的に散布します。

本圃ハウス内では、ハウス内の気温が高い時期に発生しやすいです。

育苗期間中は花が咲かないので、受粉昆虫に悪影響がある農薬を優先的に使用してください。

育苗期間中は天敵製剤を使用しないことが多いので、天敵製剤に悪影響がある農薬を優先的に使用してください。

ミツバチやクロマルハナバチなどの受粉昆虫に悪影響がある農薬は、育苗期間中に使用するようにしてください。

育苗期間中は本圃で使えない農薬や使いにくい農薬を優先的に使ってください。

育苗期間中の炭疽病対策の農薬散布頻度

育苗期間中は炭疽病対策の農薬は、週に1回(月に5回)程度の散布頻度をおすすめします。

散布する農薬は作用機構が異なる農薬をローテーション散布してください。

有機栽培でも使われる耐性菌ができにくい農薬も途中に挟むのがおすすめです。

いちごの育苗期間中におすすめの農薬リスト

いちごの育苗期間中におすすめの農薬を紹介します。

育苗期間中は、疫病や萎黄病も発生しやすいです。

使用回数の制限がある農薬の系統とFRACと有効成分

農薬名系統FRAC有効成分
キノンドーフロアブルM1有機銅
オキシンドー水和剤80M1有機銅
ジマンダイセン水和剤M3マンゼブ
アントラコール顆粒水和剤M3プロピネブ
オーソサイド水和剤80M4キャプタン
デランフロアブルM9ジチアノン
ベルクート水和剤ビスグアニジンM7イミノクタジンアルベシル酸塩
ベルクートフロアブルビスグアニジンM7イミノクタジンアルベシル酸塩
ゲッター水和剤MBC殺菌剤
N-フェニルカーバメート
B1
B10
ジエトフェンカルブ
チオファネートメチル
ベンレート水和剤MBC殺菌剤B1ベノミル

使用回数の制限がある農薬の特徴

キノンドーフロアブルは有機銅で、クラウン部散布という処理方法が使えます。

オキシンドー水和剤80は有機銅です。

ジマンダイセン水和剤はじゃのめ病にも効果があります。

アントラコール顆粒水和剤は、ボルドー液、銅水和剤等銅 を含む薬剤との混用および近接散布は薬害を生ずる恐れがあります。

オーソサイド水和剤80は、芽枯れ病にも効果があります。

デランフロアブルは工場が爆発して製造停止になりましたが、復活して製造再開しました。

ベルクート水和剤は、耐性菌ができにくいタイプで、本圃5回と育苗期5回の合計10回散布ができます。

ベルクートフロアブルは、ベルクート水和剤のフロアブルタイプの農薬です。

ゲッター水和剤は、2つの有効成分を含んでいます。

ベンレート水和剤は、3つの処理方法があります。

キノンドーフロアブルのクラウン部散布

キノンドーフロアブルは、クラウン部散布という処理方法が使えます。

クラウン部散布とは、100倍希釈の濃い薬液を、クラウン部分だけに1株あたり5mlを散布する方法です。

炭疽病はクラウン部から侵入しやすいので、濃い薬液をクラウン部にかけることで予防が期待できます。

ベンレート水和剤の3つの処理方法

ベンレート水和剤には3つの処理方法があります。

育苗を始める前に浸漬処理をして、育苗期間中に灌注をして、本圃定植後(※収穫30日前まで)に灌注ができます。

時期処理方法使用回数
仮植前10~30分間苗根部浸漬1回
育苗期灌注3回以内
本圃定植後
※収穫30日前まで
灌注1回

いちごの育苗期間中の散布におすすめの農薬

こちらの農薬がおすすめです。

育苗開始前の浸漬処理におすすめな農薬

育苗開始前の浸漬処理とは、苗を農薬の希釈液の中に浸して、全体から農薬の成分を吸収させる処理のことです。

散布とは違い、株全体から吸収させるので効果が高いです。

苗根部浸漬ができる農薬

ベンレート水和剤が仮植前の10~30分間苗根部浸漬ができます。

いちごの苗の定植時に植穴混和する粒剤

いちごの苗を定植するときに植穴混和する粒剤を紹介します。

植穴混和とは、粒状の農薬を苗を植える植え穴に入れる処理のことです。

いちごに植穴混和で炭疽病対策に登録適用がある粒剤はありません。

いちごの収穫期間中の散布におすすめな炭疽病の薬剤

いちごの収穫期間中に散布するのがおすすめの炭疽病の農薬を紹介します。

促成栽培の場合、収穫期間の冬は温度が低いので炭疽病は発病しません。

しかし、促成栽培でも秋や春には気温が高いので発病することがあります。

いちごの収穫期間中に登録適用がある農薬

いちごの収穫期間中は、実への薬害が少ない農薬やミツバチや天敵製剤に悪影響が少ない農薬を選んでください。

炭疽病のために散布することよりも、他の病気のために散布することが多いです。

炭疽病対策の殺菌剤のリスト

  • シグナムWDG
  • ファンベル顆粒水和剤
  • アミスター20フロアブル
  • ファンタジスタ顆粒水和剤
  • セイビアーフロアブル20
  • サンリット水和剤
農薬名系統FRAC有効成分
シグナムWDGSDHI剤
ストロビルリン系
C7
C11
ピラクロストロビン
ボスカリド
ファンベル顆粒水和剤ファンタジスタ
ベルクート
C11
M7
イミノクタジンアルベシル酸塩
ピリベンカルブ
アミスター20フロアブルストロビルリン系C11アゾキシストロビン
ファンタジスタ顆粒水和剤ストロビルリン系C11ピリベンカルブ
セイビアーフロアブル20PP殺菌剤E12フルジオキソニル
サンリット水和剤EBI剤G3シメコナゾール

炭疽病対策の殺菌剤の特徴

シグナムWDGは、うどんこ病の治療効果が高いです。

ファンベル顆粒水和剤は、うどんこ病の治療効果が高いです。

アミスター20フロアブルは、本圃3回、苗床4回が使用できます。

ファンタジスタ顆粒水和剤は、灰色かび病にも効果があります。

セイビアーフロアブル20は、灰色かび病にも効果があります。

サンリット水和剤は、本圃ではなく育苗期間中に使用するのがおすすめです。

おすすめの農薬

おすすめの農薬はこちらです。

農薬を使わないいちごの炭疽病対策

農薬を使わないいちごの炭疽病対策を紹介します。

ウイルスフリー苗(メリクロン苗・茎頂培養苗)を親株に使用

いちごは茎頂培養処理をして、ウイルスフリー化をすると、炭疽病を取り除くことができます。

ウイルスフリー苗や茎頂培養苗、メリクロン苗と呼ばれる苗を購入すると、炭疽病を保菌していない親株を育苗に使えます。


ウイルスフリー苗は楽天市場でも購入できます。


種子繁殖型品種よつぼしの播種苗を使う

いちごの中には、種子で苗を増やせる品種があります。

種には炭疽病が侵入しないので、種子から苗を育てると炭疽病を保菌していない苗を作れます。

種から育てた苗は、種子播種苗やプラグ苗と呼ばれています。

種から育てられる品種は種子繁殖型品種と呼ばれていて、3つの品種があります。

  • よつぼし
  • ベリーポップはるひ
  • ベリーポップすず

かたつむりポットと点滴チューブ

かたつむりポットと点滴チューブを使うことで、頭上潅水をやめることができます。

炭疽病は頭上潅水によって感染が広がるので、炭疽病の感染が広がるのを防ぐことができます。

ただし、親株が炭疽病を保菌している場合は、その親株からランナーを介して子苗に感染します。

そのため、炭疽病を保菌していないクリーンな親株が必須です。

育苗ベンチで泥の跳ね返りを防ぐ

いちごの育苗をするときは苗を地面に置かずに、育苗ベンチの上に起きましょう。

育苗ベンチを使うことで、苗の潅水のときに泥の跳ね返りを防ぐことができ、炭疽病が伝染しにくくなります。


育苗器具を塩素で殺菌する

育苗器具は洗浄してから、塩素で殺菌しましょう。

農業用の器具殺菌剤はケミクロンGがおすすめです。

土壌を薬剤で殺菌する

クロルピクリンやキルパーを使って土壌殺菌をしましょう。

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